知的大人の時間

まえがき

やっと2号めの発行となりました。たわいもないエッセイですが、是非読んでください。


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最近はインターネットをタブレットやスマートフォンで見る機会が多くなりましたね。
確かに気軽に楽しめるし、なったってどんな格好でもいけるから重宝してます。 タブレットはもう少し軽くなると手が疲れないのになぁーなんて。

さて今回のマガジンですが、結構凝ってみました。
自己満足の世界かもしれませんが、タブレットやスマホではフラッシュ(画像がビューンなんて動くやつ)が表示されないものもあって、だんだんそれ以外の方法でやることが多くなってきました。
先日も画面でバリバリ動いているサイトをスマートフォン(iPhone)で見れるサイトに変更してくれというオーダーを受けたのですが、これがくせもので、なかなかうまくいかない。
無理ですというのに、あっちを動かせ、こっちを動かせと要求は高いのです。
なんでもそうなのでしょうけど、そう簡単にはいかないのがwebの世界だということをつくづく感じている僕です。

今回のコンテンツが、少しでも皆様の心のすきまで心地よさを感じていただけると幸いです。

webクリエータ タザキ


君がいた夏

1988年制作のアメリカ合衆国の映画。アメリカ合衆国フィラデルフィアを舞台に、再起を果たした野球選手が、奔放で魅力的な年上の従姉と過ごした、甘くほろ苦い少年時代を振り返る。


再起を果たしたプロ野球選手ビリー・ワイアット(マーク・ハーモン)は、落ちぶれて漫然と失意の日々を送っていた半年前、母(ブレア・ブラウン)からケイティ・チャンドラー(ジョディ・フォスター)の自殺を電話で知らされた。

ビリーにとってケイティは生涯忘れられない人であった。6歳年上の従姉であるケイティは、ビリーが大人になる過程の中で、いつも彼をけしかけ励ましていた青春の思い出だった。

そのケイテイがビリーに、彼女の遺灰を葬って欲しいと遺言を残したのである。
彼女の両親(リチャード・ジェンキンス、クリスティーン・ジョーンズ)は墓地に埋めるようビリーを説得するが、ケイティの遺志を汲み取った彼は、幼なじみの親友アレン(ハロルド・レイミス)をも巻き込んで、それを葬る場所を捜し始めた。・・・続きを読む

夏の思い出

学生時代の夏休みはひたすらバイトに明け暮れた。どうしても欲しいキーボードがあり、その為の資金集めが主な理由だった。今思えば一番遊べる時期にレジャーだ!旅行だ!と浮かれることをしなかったのはどうかと思うが、欲しいものも買えたし、バイト先の大学生に淡い恋を抱いたりとそれなりに楽しい夏だった。そして忘れられない出会いがあった夏でもあった。


私はデパ地下の珍味売り場で友達J子とバイトをしていた。
元々は他の売り場で同じクラスの友達がバイトをしており、珍味売り場の店長から女の子紹介してと言われた彼女が、私とJ子に白羽の矢を当てたわけだ。二十歳前の女子としては酒飲みの中年が好みそうな珍味売り場より、おしゃれなお菓子売り場(特にケーキ)がいいと抵抗したが、残念ながらその希望は叶わなかったのである。
ただ、この売り場のいいところを上げると、とにかく場所がよくお客が途切れない。
珍味売り場と言っても贈答に人気の海苔や雲丹の瓶詰ギフトを扱っていた為、ギフトシーズンはてんてこ舞い。その様子はローカル局のニュースに映ったりもした。想定外のTVデビューである。
一方難点をあげると、目立つ場所にあることで、通っていた短大の禁則チェックにかかりやすいということだった。
実はうちの短大は"原則バイト禁止"と言う、今ではあり得ない規則があった為、常にお客として見回りに来る教授の姿に目を光らせて置かないといけなかった。後で知ったところによると、私が通っていた短大だけでなく地元の短大は共通してバイト禁止という規則が多かったようだ。
なんなんだこれは!・・・続きを読む

水の記憶

1992年ブレッドアンドバターのアルバム 僕的にはブレッドアンドバター後期におけるべストアルバムであると思っています。


水に記憶があるという学説があるそうです。真偽はともかく我々が生命を維持するうえで最も必須になるのは否定はできません。

特に日本に住んでいると、あまり苦労しないのでありがたみを忘れてしまいますが、いやはや水の足り苦しい生活には困ります。

さて、僕の水の記憶なのですが、僕の母方の実家は北海道の小さな漁村、僕は子供のころから休みにはほとんどそこで暮らしました。とにかく大好きでした。

家のすぐ前、道路を挟んですぐそこが海岸で、裏山はの切り立った断崖絶壁なのですが、小さな道があって上には先祖代々の御墓がありました。(今は別の場所に変わりました。)・・・・続きを読む

ハリケーン

ボブ・ディランの1975年のアルバム "Desire" に収録。ディランの社会的関心が伺われるプロテストソング。ディランはこの曲のテーマを、1960年代半ばにおきた現実の冤罪事件からとっている。


邦題「欲望」この事件は黒人のポロボクサー、ルービン・カーターが、ニュージャージーで起こしたとされる殺人事件のことで、彼は罪にとわれ無期懲役となった。
ルービン・カーターは1937年5月6日、黒人差別の激しいニュージャージー州のパターソンに生まれた。友達に対して強姦目的で近寄ってきた白人男性を警戒し、暴行した。当時は人種差別が極めて強く、黒人を含む有色人種が相手であれば、たとえ強姦・殺人等の重大犯罪を犯しても比較的軽い刑あるいは無罪になる事が殆どであった。
それでカーターを州立ジェームズバーグ少年院に収容される。
そこで8年経ったが、彼は脱走してすぐ軍隊に入隊、「他人を倒す」という志からボクシングを習い、ライト・ウェルター級で戦った。
ボクシングのリングネームを『ハリケーン』と名づけ、ルービン・ハリケーン・カーターを名乗るようになった。・・・・続きを読む

パールピアス

言わずと知れたユーミンこと松任谷由実が「松任谷由実」名義で9枚目に発売したアルバム。数多く発売されたユーミンのアルバムの中でも、私が一番好きなアルバムだ


初めてユーミンを聞いたのは、中学生くらいのときだった。まだユーミンが結婚する前で、「荒井由実」で活動していた頃だと思う。
小学生の頃から父や兄の影響で、洋楽やフォーク等のジャンルの音楽を知ることが多かったのだが、ユーミンは私にとって最初にハマった日本人アーティストだった。
それは、"歌謡曲"でも"フォーク"でもない、また、当時メディアで言われ始めた"ニューミュージック"という分野にも当てはまらないかもしれないと感じるほど、 彼女の作る音楽は、"先"を進んでいたように思う。

彼女の作る曲は今まで聞いたことが無いくらい、「オシャレ」で「洗練」されていて「都会的」だった。
ローティーンの私には詞の意味の半分も理解できなかったはずなのに、詞の世界に憧れ、共感し、メロディラインに酔い、あっという間に虜になっていた。
彼女の歌は、その後の私の音楽の志向を決定した要因の一つと断言できるくらい、影響力があったのだ・・・続きを読む

ドリームキャッチャー

夏の暑さもピークを越えた8月下旬、私は新しくオープンしたインテリアショップに向かって車を走らせている…。


海岸に面しているそのお店は、インテリアや雑貨のほかにイタリアンレストランも併設しており、部屋の模様替えを思案していた私は、ドライブついでにインテリアショップで品定め、そのあと美味しいパスタでも食べて休日を過ごそうと楽しみにしていたのだ。

しばらく市街地を走った後、車は海岸通りに入った。
休日ともなればこの通りは行楽地へ向かう車で大渋滞を起こすのだが、平日はさすがに車も少なく、古いジャズをBGMに快適にドライブを楽しんでいる。
秋の風を感じるようになったとはいえ、まだまだ強い日差しに照らされキラキラと光る海面は美しく、穏やかな海に浮かぶように島々が見える風景は私のお気に入りだ。

私はボリュームをあげ一気にアクセルを踏んだ。・・・続きを読む

帰郷

残された妻と戦場から帰還した男のふれあいを通して、間接的ながらも力強くベトナム戦争を描く。 1978年 アメリカ映画


サンタモニカ「さらば冬のかもめ」(73)、「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」(76)などの佳作で知られるH・アシュビーが、残された妻と戦場から帰還した男のふれあいを通して、間接的ながらも力強くベトナム戦争を描く。

海兵隊大尉である夫のボブ(B・ダーン)をベトナムの最前線へ送り出した妻サリー(J・フォンダ)は、ボランティアとして働く基地付属病院で学生時代のクラスメイト、ルーク(J・ヴォイト)と再会する。
ルークはベトナムで傷を負い下半身不随となり車椅子での生活を余儀なくされていた。ルークとサリーは互いに惹かれ、愛しあうようになる。・・・・続きはこちら

スカーレット

映画「風と共に去りぬ」 マーガレットミッチェルの時代長編の映画化だった。そこに登場する主人公がスカーレット。決して性格の良くない女性、なのに当時の女性は共感した。


今から半世紀以上がたっている関わらず、好き嫌いは別にして、この題名を「知らない」、いや「忘れてしまった」という人はいないほどインパクトの強い映画である。
南北戦争を舞台にたくましくしたたかに生きる女性 スカーレット・オハラ。私個人的にはあまり好きになれないタイプの女性である。では何故これほどまでに私を含め人の記憶に残る映画なのであろうか?
私が思うにこの映画の中に流れるテーマ、それは「表と裏」のような極端な対比が存在するからではないだろうか?
「善と悪」「白人と黒人」「愛と憎しみ」「貧困と富」「喜びと悲哀」「平和と戦い」様々な両極端が登場する。何かすべてもものには二面性がありそのどちらもに正当な理由があるのではないか、そしてそのどちらにも人は共感する。
ただ、この映画を見終わった感想は人により大きく異なる、前述の両極端が起因している。
劇中でスカーレットが好きだったアシュレーが、従姉妹メラニーと婚約をする。2人の結婚を知って愕然とした・・・・・続きを読む

スタンド・バイミー

森の奥にあるという事故死体を見に出かけた4人の少年たちの小さな冒険旅行を通して、少年期の特異な友情、そして訣別の姿をノスタルジックに描いた作品。、1986年公開 アメリカ映画


スタンドバイミー作家ゴーディ・ラチャンス(リチャード・ドレイファス)が、遠い過去の日を思い起こすきっかけになったのは、ある新聞記事に目を止めたことだった。
“弁護士クリス・チャンバース刺殺される”――。オレゴン州キャッスルロックは人口1200あまりの小さな町。
12歳のゴーディ(ウィル・ウィートン)は、文章を書くことに才能の片りんをのぞかせる感受性豊かな少年だった。

彼には春に小学校を卒業以来、いつも一緒の3人の仲間がいた。
リーダー格のクリス(リヴァー・フェニックス)、大きなメガネをかけたテディ(コリー・フェルドマン)、ちょっとスローなバーン(ジェリー・オコネル)。・・・・続きを読む